みなさんこんにちは！
ifコンサルティングです。
今日は個別相談でも質問の多い、国民年金についてです。
「年金は払ったほうが良いんですか？」「将来本当に貰えますかね？」
などマイナスなイメージをお持ちの方も多い年金制度ですが、
本当はどのような制度なのか見ていきましょう。
※国民年金保険料、年金受給額は変動しています。一般論として参考にお考え下さい。

現在６５歳から受取可能な国民年金ですが、手続きをすれば
①６５歳より前に受け取れる「繰り上げ」
②６５歳より後に受け取れる「繰り下げ」
という方法で受取開始時期を変更することができます。

今回は複数回の投稿に渡って、６５歳から通常通り受け取った場合と、
繰り上げ・繰り下げを使った場合ではどうなるのか検証していきましょう。

まず、私たちが支払っている国民年金保険料ですが、令和５年度は月額1万6520円です。
この金額を40年間納めた場合の総額は、792万9600円となります。
改めて計算してみると長い年数収める分、本当に大きな金額になりますね。

では、通常の受取である６５歳から年金を受け取った場合を見てみましょう。
2023年4月分からの老齢基礎年金受給額は、満額で月額6万6250円。
年間79万5000円となります。
この金額を毎年受け取ったと仮定して計算をしてみると、
792万9600円÷79万5000円＝9.97年
年金受取開始からおよそ１０年後の、７５歳で元が取れることがわかります。

日本人の平均寿命を見てみると、男性が約８１歳、女性が約８７歳ですから、
投資性で見てみると男性は生涯で1.6倍、女性は生涯で2.2倍のリターンがある投資商品と考えることもできそうです。
このように考えてみると、毎月支払う国民年金保険料の見方も少し変わってくるかもしれませんね。
次回は繰り上げ受給をした場合を計算してみましょう。

明日は午前11:00にニュースアップします。
では明日の投稿もお楽しみに！