『光るメダカを1匹5万円で販売して販売業者5名が逮捕された。』
と言うニュースをしました。
「え?どう言うこと?光るメダカ?そんなんおるんや!てか1匹5万のメダカって!」
と思ってちゃんと読むと、
遺伝子組み換えメダカを育てて、販売したから逮捕。
って話なんですよね。これ。日本で初めてカルタヘナ法違反の疑いで逮捕されたんです。
カルタヘナ法は遺伝子組み換えに関する法律で、遺伝子組み換え技術が進歩し始めて、このまま普通に誰もが遺伝子組み換え技術で生き物を生み出してしまったらヤバいから規制しようぜ!って法律なんですね。
「え?遺伝子組み換えのあるじゃん。トウモロコシとか。マウスとか使って遺伝子組み換え技術を進歩させて医療に使えるように研究してるじゃん!なんでダメなの!」って思いません?
でも、冷静に考えると、この遺伝子組み換えの生き物を普通に世の中に放つってやばくて、
例えば、そのメダカを自分家の水槽だけで飼うならまだいいんですけど、これがなんかの拍子に、どこかの池に放たれました。となったら、この遺伝子組み換えメダカが、野生のメダカと交配して、卵生みますね。そしたら、その赤ちゃんメダカたちは、今まで地球上に絶対に存在しなかった子が生まれるわけじゃないですか。
それが、自然界にどんな影響を与えるのかもわからないし、そのメダカを食べ続けた、大型魚がどうなっていくのかもわからないでしょ。とかね、その先何が起きるかわからん!から、メダカ一匹で?って思うかもしれませんが、メダカ一匹から地球の生態系が変わる可能性もゼロじゃないし、これ、自由に遺伝子組み換え生物を生み出していい!ってなると、まじで地球の形が変わるわけですよね。
それだけすごい技術をもうすでに人間は持ってしまっている。と言うのがすごいなぁと思うんですけど、これ、人にも使えるようになるととんでもないことになるよね。って話なんですけど、、、
実は、あったんですよね。人に使った例が!!
2018年に
「中国の研究者がゲノム編集した受精卵から子どもを誕生させたと主張」
HIVに感染しないように遺伝子を編集した赤ちゃん、双子のルルとナナの誕生が世界を揺るがしたんですよね。
元は、お父さんがHIV陽性で、お母さんは陰性。このまま赤ちゃんが生まれたら赤ちゃんも陽性のリスクが高いので、HIVにならない赤ちゃんが誕生する!と言う経緯だったんですけど、
これだけ聞くと、いい話じゃないですか。
でもね、これって、あらゆる可能性を秘めた出来事で、受精卵の段階で遺伝子を好きなように編集をすれば、あらゆる能力を付加させた赤ちゃんが生まれる可能性があるんですよ。
いわゆるデザイナーズベイビーを作り出せてしまうんですよね。
ここは、医療の進歩と人間の倫理。このバランスの問題で、病気から人を救いたいと言う願いが、神の領域に手をつけることになってしまうのではないか?地球の生態系を変えてしまうことになってしまうのではないか?医療という平和な技術だけじゃなく、戦争とかね、恐ろしい技術として使われてしまうのではないか!?と言う怖い面も含んでるんですよね。
倫理を無視すればこの技術は本当にSFの世界のようなことだって可能にしてしまう可能性があるんですよね。
これからの医療のさらなる進歩が怖さも秘めてますが楽しみです。