もののけ姫のシシガミ様の正体
自然薬本舗 鈴木薬局
『もののけ姫』って見たことあります?
あの、もののけ姫に出てくるシシ神様って覚えてます。
畑をしてたらあのシシガミ様の正体が分かったんです。
っていう話をします。
映画の冒頭で巨大なイノシシが化け物みたいな姿になって村を襲うシーンがありましたね。
ナゴの神と呼ばれる山の神がタタリ神になってしまって村を襲っているんですよね。
それに対してアシタカが交戦するわけですが、最後はシシ神様はタタリ神になったナゴの守(イノシシ)の命を奪うんですよね。
「シシガミって何者だ」という雰囲気を残しながら映画の中盤。
そんな中、アシタカは銃弾を受けて、死にかけるんですよね。
死にかけている人間であるアシタカを山犬に育てられた少女サンがシシガミのところに連れて行くんですよね。そしたらシシガミが近づいてきて、アシタカを助けるんですよね。傷を治して、命を救うんです。
この時のシシガミ様がまぁ神々しくて、謎めいてるんですよ。
「あれ?自然の味方で自然を壊す人間は敵じゃないの?
というか、シシガミって殺すの?救うの?」という疑問を持ちながらストーリーは進みますね。
そしたら、山の猪たちとサン、サンの育ての親、山犬のモロとの会話で、
そこで我々の疑問を一つ解消してくれるんですよ。
「その山を壊すような人間をなぜ救ったんだ!?シシガミは森の守神ではないのか?」
とイノシシたちがブチギレるんです。
覚えてます?
そして、イノシシ達の怒りに対して、
サンの母(山犬モロ)の言葉が、
「シシ神は命を与えもし奪いもする。
そんな事も忘れてしまったのかイノシシども!」
そうなんです。
シシ神様が触れると、命を奪いもするし、与える事もするんです。
タタリ神になったオッコトヌシも最後は命を奪われます。
さぁ。
なんでシシ神様はタタリ神になったイノシシ達の命を奪い。
森を破壊している人間の命は助けたんでしょうか?
これは色んな捉え方があると思います。
畑をしててこのシシガミ様と全く同じ働きをしているものたちがいることに気づいたんです。
それが、
土壌菌・微生物です!!
どういう意味かと言いますと、
食物連鎖の中で、
光合成をして酸素や糖を生み出す植物は生産者
その植物を食べる人間は消費者
植物や動物の死骸を分解する菌類は分解者
なんですね。
分解者の役目って命が無くなって土に横たわった瞬間から、次の命の栄養になるように分解をはじめるんです。
逆に命がある状態の時には絶対に分解はしないんです。
分かりやすく言うと、
人参が土の中に植ってる時は菌ちゃん達は人参にミネラルや栄養が届くように働いてくれます。
命ある状態だとその命を一生懸命生かそうとします。
でも、
人参をいったん抜いて、半分に切って土の上に置いておくとどうなりますか?
みるみる腐っていきますよね。これが菌による分解です。
そうする事で栄養が分解されて、土に戻ります。
その栄養をもらってまた新しい命が生まれます。
命が無い状態だと早く次の命に繋ぐ為に分解していきます。
これが菌の役目です。
まさにシシ神様がやっている事は菌がやってる事と同じで、
命あるものには全力で生かそうとして、
命が無くなっているものには分解する事によって命のバトンを次に渡します。
何万年も、何億年もこの命の循環が繰り返されて、
今の自分がいて、世の中があるんだな~と実感しました。
最後に、
サン「アシタカは好きだ。でも人間は許せない。」
アシタカ「それでいい。サンは森の中で、私はタタラ場で暮す。」
「共に生きよう」
という言葉で終わります。
共に生きる。
深い言葉ですね~。
やっぱり原点は自然と共に生きる事。
そんな気がします。
僕たちは一人で生きてるわけでもなければ、人間だけで生きてるだけでもない、
あくまでも自然の中の一部であって、自然とともに生きていかなければならない。
そして人間一人とっても、どんなにいろんな指令を出しているとはいえ、脳だけでは生きて行かれないし、細胞一つでは生きていられない。それぞれが助けながら生きているわけですよね。
生命体で考えても、人間一人の体には1000兆個の腸内細菌と共存しているわけで。
人間一人で考えてもともに生きよう。だし、自然で考えてもともに生きよう。
なんですよね。
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