先日、薬局の先生たちに向けて講演してください!と依頼されて90分ほどお話しさせていただきました。
今回は、司会の方の質問に答えていくスタイルで、参加してくださった先生方にも同じように答えをもらってチャットで書いてもらったり、事前に答えてもらってたりで、ちょっと新しい感じの参加型の講演というか、対談?という感じでした。
薬局の先生向けに講演を依頼される事は、コロナ前は結構あって、東京!とか大阪!とか名古屋!とか北海道!とか行ってたんですよ。そしたら、その現場でいろんな人と交流ができて、話できる楽しみがあったんですが、今は本当始まる5分前まで店の中でバタバタしてますからね。
ズームでやるとなると、移動がないので非常にありがたいんですけど、久しぶりにリアルでやりたい熱はありますよね。
先日の講演でも話したんですけど、
「うちのお客さんで漢方を飲んで元気になってきた方は『メタ認知』ができるようになる人が多い気がします。」という話をしたんですね。
自分のことを俯瞰してみる感じですね。
客観的に見るとか、俯瞰してみるとか、全体を把握する見たい感じですね。
『不安』じゃなくて『不安に感じてる私がいる』みたいな感じ。とか、
人間関係が悪い職場で、本当にどうしても合わない。みたいな人がいて、その人に追い詰められて鬱っぽくなって相談にみえられたのに、元気になるにつれて、
「あの人、私にめっちゃマウント取ってくるけど、多分、自分の地位を保つので一生懸命何だと思う。」とか「めっちゃカリカリしてるけど、あの人もなんかしんどいんだと思う。」みたいな、、、
人間としての器が巨大化しましたね。。。
ということが少なくなくて、
自分だけの視点じゃなくて、もっと広い視野で考えられるようになる方多いんですよ。
話してて、思考パターンめっちゃ変わりましたね!ってこと多いんですよ。
そして、これは脳に働いてくれる自然薬をお出ししてるときによく起こることなので、おそらく、メタ認知が関与している背外側前頭前野の働きが正常になるようになったんだと思ってるんですね。
しかも背外側前頭前野は不安とか恐怖を司るストレスと非常に関係の深い扁桃体って所の暴走を抑える仕事もしてるんですね。
ちょっと話がややこしくなってきましたね。
簡単にいうと、
そもそも、脳って、大きく分けると、生きるためにする呼吸とか心臓を動かすとか、血圧を調整するとか、恐怖不安を感じて身を守るとか、生きるために最低限必要に働かないといけない、ゾーンと、
考えたり、記憶したり、全体を把握したり、人の気持ちを理解したり、空気を読んだり、っていう人間らしい脳の仕事で言うとちょっと複雑な仕事をしてるゾーンがあるんですよね。
ストレスフルでうつとかパニックになってしまったり精神的にまいってしまってる時は、とにかく生きるために必要なことをこなさないといけないので、そっちを一生懸命働かすので、複雑な仕事、それこそメタ認知をするとかは後回しなんですよね。そんなことより、生きるためのエネルギーで精一杯なんだから。
自然薬が働くのは不安とか恐怖で過敏になったところを抑えてあげたり、生きるのに最低限絶対に必要な自律神経がちゃんと整えながら、気力を増やすことで、高次機能、メタ認知をしたり共感をしたり、記憶したり、新しいことをやってみようという気になったり、全体を見えるようになるんだと思うんですね。
いっぱいいっぱいの時って視野が狭〜くなるじゃないですか。それが気持ちに余裕ができたら全体見えるようになるじゃないですか。まさにあれですよ。
脳を整えると余裕ができて振る舞いや行動が変わり、相手の言動に対しての態度も変わるので、結果、人間関係も円滑になること多いんですよね。楽ですしね。思考もそっちのネガティブに流れないから。
脳に余裕ができてキャパが増えると『嫌な人』という感覚が薄らぎますのよ。
不思議でしょ♪
体も脳も心も整えることで人生は豊かになると確信しております。