最近ですね、今まで調子良かったのに最近調子が崩れちゃって、って方が多いんですよ。

不調の種類は様々で、メンタル的にやられる方もいるし、胃腸にくる方もいるし、めちゃ冷えるとか、人によってそれぞれなんですが、不調さんが増えております。

というのも、これ、毎年２月から桜が散って葉桜になるぐらいまでは体調崩しやすいんですよね。
冬から春に季節が変わっていく季節の変わり目でありながら、まだ風は冷たくてしっかり冷えてしまう。しかし春の雰囲気も出始めて、自律神経が乱れやすくもあります。

春は１年の中で一番自律神経系に負担がかかって調子を崩す方が増えます。
で、この不調、いつから増えるか、毎年大体同じなんですけど、節分なんですよ。

あの節分です。今年は２月３日でしたね。
邪を払い１年間の無病息災を願う日ですよね。
邪を鬼として鬼を払うために、鬼を滅する、魔を滅するという事で豆（魔滅）を撒きますよね。
最初にしたのは７００年ごろ。この時代は病気はもののけによって起こる。と考えられてますからね。だから薬よりもお医者さんよりも、陰陽師が呼ばれるんですよね、治療するために。

節分って、季節を分けると書きますが、１年間にちゃんと４回あるんですよ。
立春の前の日、立夏の前の日、立秋の前の日、立冬の前の日。
しかし、ちゃんと鬼を払うのはこの立春の前の日だけです。

なぜか？？

新年の始まりだから。という話もありますが、
経験でね、この時期ってなーーんか体調悪くなるよね。人もよー死んでしまうし。身体が弱っとる人は亡くなる危険性もあるけん、気をつけようね。みたいな体調不良が続くよね。邪が増えるよね、だから払わないとね！邪を！っていう考えから邪を払う儀式を宮中で行い始めたのが始まりですからね。

僕ねずいぶん前の２月２日に５００人規模の親子で参加できるイベントを主催した事があるんですけど、見事に節分付近じゃないですか。もうドタキャンめちゃありましたもん！！
「なんでこんなにドタキャンあるのーーー！？」と唸ってたら、葬儀屋さんの友人が
「節分付近は本当に忙しいんだよ」と言ってました。

本当に昔の人の経験から作られた仕組みはすごいです。

なので節分から春になり切るまでの動物たちが島民から目を覚ましたり、草木が目を出し始める、変化の季節です。今はコロナもあるし、花粉症もあるし、弱った体に負担にならないように、今の季節は足元と胃腸から冷やさないように、まだまだ養生しながら生活して下さいね。