『書き出すと落ち着くよ。』
という話は聞いた事があるかもしれません。
まずは、これは言いたい。
「ほんまに書いたほうがええよ。」
なんか悩みが多いとか、考えることが多いとか、しんどいことが多い。もやもやする。しんどい。
っていう感覚的な時も、
なーんかやることがいっぱいある。タスクが多い。忙しい。バタバタしてる。
っていう実動的な時も、
ほんまに書き出したほうがいいですよ。
頭の中にあるものを一回そとに出して冷静に見たほうがいいですよ。
例えば、やることが沢山ある!忙しい!バタバタしてる!っていう時には何を書き出すか!
やらないといけない事ですよ。
TODOリストです。
自分があれもやって、これもやって!って思ってるやつ。
書き出します。
そうするとどうなるか!
実際に描いてみると、あれ?これだけ?ってなる事がほとんどです。
頭の中に置いておくと、脳内カウンターが数えていく時に、あれやって、これやって、ほんであれやって。みたいな時に重複して数えてるんじゃないかと思うんですよね。
あと、やらないかん事がたくさんある時のストレスって、実際にやることプラス、やらないかん事が沢山ある。っていう負荷と、覚えとかないといけないストレス、がプラスされるんじゃないかと思うんですよ。
書き出したら忘れていいから。
見たらいいんですから。忘れてOKでしょ。
で、あとは、マシーンのように重要な順番にTODOを仕上げていくんです。
脳内に放置しない。放置してると大きくなるからね。一回出す。客観的に見る!
これは本当におすすめです。あと、TODOリスト化しておくと、よし!終わった!って時にシャってペンで消す!あの瞬間が気持ちいいので是非手書きでやってください。
感情感覚面も書き出すと整理されます。
メンタル関係の本、睡眠関係の本、大体共通して、頭の中を書き出しなされ!と書かれています。
自分のもやもやも同じで頭の中に入れてそのままにしておくと、巨大化しますもんね。
だから、一回書き出す。
そしたら整理されるから。
「あ!だからイラッとしたんだ!」とか、
「あーこういう風に思ってたから辛かったんだね!」とか。
「腹立ってたと思ったけど、実は悲しかったのか。」とか見えてきやすくなりますね。
さらにですよ。
シカゴ大学の研究で『Science』で発表された研究なんですけど、
大学生を対象にテストを受けてもらいます。
最初に「予備テスト」を受けて、その後に「本番」のテストにのぞんでもらいます。
この本番のテストは、内容が難しい上に、スコアに応じて賞金が出ます。そして、そのテストの様子を教員と学生に見られています。という、学生たちが不安やプレッシャーを感じる仕掛けをしています。
まず予備試験を受けます。
その後で、
参加者を3つのグループに分けて、テスト前の10 分間それぞれ別々の行動をしてもらいます。
①「何もせず静かに座って時間を過ごすグループ」
②「テストについての自分の感情、考えを書き出すグループ」
③「今の気持ちなどとはまったく関係ないことを書き出すグループ」
そして、それぞれのグループの正答率を予備テストの結果と比べるという実験結果はどうなったかを調べるんですね。
①「何もせず座っていたグループ」と③「気持ちとは関係ないことを書き出したグループ」の正答率は、予備テストと比べて7%低くなりました。
が!
②「感情や考えを書き出したグループ」の正答率は4%高くなったのです。
たとえば高校や大学の受験や資格試験などは1問2問の差で合否が変わってくることもありますので、この正答率の差はなかなか大きな結果と言えるかもしれません。
感情と考えを書き出すと何が良かったのか?
ネガティブな感情は脳の大脳辺縁系という、本能に近い部分でわき起こります。この感情をおさえるのが、「考える脳」の大脳新皮質です。感情をコントロールするには、この大脳新皮質をいかに働かせるかがポイントになってきます。
不安な感情や考えを書き出すというのは「思考を働かせて分析する」作業です。
分析しているときには、大脳新皮質(その中でも特に前頭葉)がよく働きます。
つまり、不安を書き出したグループは、思考を分析する作業によって前頭葉を働かせ、冷静さを取り戻すことができたのです。
というね。
不安とか恐怖というのは本能的にオートでとっさに出てきちゃいますからね。反応として、それをそのままにするんじゃなくて、書き出すことによって理性脳を働かせる。そうすると、理性的に処理する事ができるってわけですね。
書き出す。はい!いい事しかありません!
是非やってみてください。