自己肯定感を高めることが大切だ!とか、自己肯定感を高める10の方法!みたいな、自己肯定感が大事!というのは色んなところで言われてますし、自己肯定感の本ってホント、めちゃくちゃあるんですね。
自己肯定感を高めましょう!って話じゃなくて、自己肯定感が低いからこそ、今のままじゃだめだ!って行動したり、人より努力をしたりという、原動力になる事もありますし、そもそも日本人は欧米の人と比べて全体の自己肯定感は低いと言われています。
それ自身が悪いとは思わないんですね。
ただ、自己肯定感の前の段階の『自己受容』はできると良いなぁと思います。
あらゆる幸せに関する本を読んでても、この自己受容ができてる人が幸福度が高い。というのはかなり共通で言われています。
自己受容は『ありのままの自分を受け入れる』ってことですね。
できないこともあるし、苦手なこともあるけど、それが私!それもいいじゃん!って思えることですね。
長所と短所なんて表裏一体で、見方次第で180度、変わるし、ヒーローとか愛される人はだいたい弱点を持ってるので、弱点あったほうがいいじゃん!って話だったり、今のわたしのままでいいじゃん!って思えると良いよね。って話なんですね。
そして、ありのままの状態を受け入れたら、苦手を認めた状態で苦手なところを克服しよう!とか、苦手は人に任せよう!その分、自分の得意を伸ばそう!とかって、次の行動が爽やかにできるよねって話なんですよね。
更に言うと、自己受容できると、良い・悪いもジャッジ無くありのままを受け入れることができるようになりますね。
そうすると、他人のそれも許せるようになるので人間関係も穏やかになるんです。
さーらーに、自己肯定感も上がりやすいですので、まずは自己受容だよね!って話なんです。
という自己受容の話なんですけど、ここまでは自己受容の概要なんですよ。
本題はここからです。
自己受容が高いと『自分にとって重要な情報をキャッチしやすくなる!』という研究があるんです。
どういうことかというと、
ワシントン大学のの研究なんですけど、
慢性的なストレスを抱えている人たちに協力してもらい、グループをふたつに分けます。ひとつのグループには、「自己受容感」が高まるようにワークをしたりセミナーを受けてもらいます。もうひとつのグループは何もしないグループです。
両グループの人たちにテストを受けてもらった後に、
実験室の前の受付テーブルに、「還付金申し込みのチラシ」を置いておきました。
この実験に参加した人は、自ら申し込みをすれば誰でも還付金を受け取ることができます。
どちらのグループの人たちに対しても、あえてチラシの存在を知らせずに、このチラシがあることに気づくかどうかをテストしたのです。
その結果、自己受容感を高めたグループでは全体の48%の人がチラシを持ち帰ったのです。その内訳は、60%の人がテーブルの前で立ち止まり、そのうちの80%の人がチラシを手に取りました。
一方自己受容感を高めなかったグループでは全体の14%しかチラシを持って帰らなかったのです。
40%の人がテーブルの前に立ち止まり、チラシを手に取ったのはそのうちの36%でした。
この研究では、たとえストレスを抱えている状態でも「自己受容感」を高めた人は、脳機能が高まることがわかります。
また、「自己受容感」を高めた人は視野が広がり、重要情報をキャッチしやすくなっていることもわかりました。
情報格差という言葉もあるように、現代ではとくに情報をキャッチできるか、またその情報の内容を理解できるかがその人の生活(人生)に大きく影響します。
ということで、自己受容が出来てるかどうか?
と言うのは自分にとって有益な情報を正しく受け取れるかっ!?
というところにもつながってくるんですね。