おはようございます
トラ
が目印バロック屋
アンドウでございます
今日アンドウの本棚から紹介したいのは、貴志祐介「新世界より」でございます
上中下巻で1000ページをゆうに超える長編なんですけど、おもしろい! かなり夢中になって読みましたねw
あらすじ:1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子供たちの歓声が響く。周囲に注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。サイコキネシス(念動力)の技を磨く子供たちは野心と希望に燃えていた・・・隠された先史文明の一端を知るまでは。
1000年後の世界なんですよw 1000年後っていったらイメージ的に全てをAIがやってくれてるイメージじゃないですか? 違うんですよw
読んでる感じでは時代背景が昭和かそれ以前くらいなんですよね。 緩やかに時代が後退してるような。
新世界よりでは呪力と言われる念動力が当たり前のように使われていて生活の一部となっています。
呪力をうまく使えるように学校で学んでいく様子は、某魔法使い学校のホ〇ワーツを彷彿させるファンタジーのような雰囲気を感じました。
なぜ現代文明は無くなったのか? 隠された先史文明の謎と千年の間に何があったのか?
読み進めていくと段々と明らかになっていく真実に驚かされます。
超能力が日常化したら世界はどうなってしまうのかをリアルに描かれており、呪力のある世界観に引き込まれました
わたしが今まで読んだSFの中では最高傑作です
読んでると昔話のような雰囲気になってしまうんですけど、少年時代の学校の夏合宿? みたいなので偶然遭遇する
「ミノシロモドキ」っていうものに出会うんですが、「ミノシロ」って生き物に擬態した「移動式図書館」っていうものが出てきて、そういや1000年後だったねw なんて思い返しますw
正式名称は、【Panasonic 自走型アーカイブ・自律進化バージョンSE-778HΛ】っていうw パナソニックさんすげーww
この移動式図書館を無邪気な子供たちが脅して情報を吐かせますw
呪力を手に入れた人間が呪力を悪用し大量虐殺が何度も行われたことや呪力を持った人間が呪力を持たない人間に対し
奴隷のような扱いをしてきたことなどなど・・・とても凄惨な歴史に戦慄しました。
やはり人間が一番恐ろしい・・・
ワンピースで言うところの「空白の100年」をここで知ってしまうんですね
「空白なのは100年」でしたっけ? 80年でしたっけ?? 忘れたw
ここまで話してもまだまだ「上」の序盤ですのでw 読み進めるにつれてもっと伏線が出てきますし
最後にそれらがいっきに回収されるので読む手が止まりませんよww
終わる気がしないのでこの辺で・・・w
エンターテインメント性があり、リアリティーなホラーでありSFであり、すごく面白かったです
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